【損害保険版】保険金請求手続きの大まかな流れと注意点

20207Jul.

保険金をもらいたいと思った時に、どのようにしたらいいか分からない方も多いと思います。なかなか頻繁に事故にあうものではないですし、万が一事故に遭ってしまった時は精神的にも滅入っていることが想像されます。事前にどのような流れで手続きを行えば良いのか知っておくともしもの時にスムーズに対応できます。

損害保険の保険金請求6つのステップ

もしも本当に事故が起きた時、基本的には下記のような流れで保険金請求手続きは進んでいきます。流れとしては特に複雑なものではないので、大まかに理解してもらえればと思います。

  • 1:事故発生

事故が起きたときは、保険については考えずに適切にその状況に対処します。火災であれば消防へ連絡し避難する、自動車事故であれば、けが人救助と警察に連絡する、賠償事故であれば現場の安全確保と被害者への対応などです。目の前のことに最善を尽くしてください。この段階では保険は二の次です。

  • 2:代理店か保険会社へ連絡

何はともあれ、とりあえず連絡しましょう。代理店と保険会社はお客様に事故があったことを知りません。連絡してもらえないと事故対応ができないのです。方法としては、電話、メールや事故受付フォームなどがあります。基本的には電話が一番おすすめです。いろいろ聞き取ってもらえますし、質問もできるので気が楽になります。急ぎでなければメールや事故受付フォームなどでも大丈夫です。

ここでやるのは、①本人確認(名前、生年月日、住所など聞かれます)②契約確認(証券番号、契約者について、保険の対象について等を聞かれます)③事故状況のヒアリング(いつ、どこで、誰が、何を、どうしたといったような事を聞かれます)です。

電話がおすすめなのは、電話だったら証券番号分かんなくてもオペレーターに調べて貰えますし、整理して話せなくても何とかなる点が理由です。事故の連絡をすることで、保険会社で事故受付が完了し、次のステップへ進むことができます。

  • 3:必要な書類を揃えて提出する

事故受付が完了すると、保険金請求書が郵送されてきます。その名の通り「こんな事故があったので保険金ください」と保険会社に伝える書類です。ステップ2の連絡は、あくまでも受付だけなので、正式には書面でやり取りする必要があります。

また、保険金請求書以外にも、事故によって必要な書類等が出てきます。火災保険や賠償保険であれば、被害写真や修理見積書などが一般的です。ケガの保険であれば、治療の領収証や診断書などが必要になってきたりします。事故の状況によって必要書類は変わります。基本的には、保険金請求書と一緒に送られてくる案内状に「この書類も用意してください」と書いてあります。書類を用意出来たら、返信用封筒等で保険会社か代理店に郵送してください。

  • 4:保険会社で内容をチェック

保険会社は、保険金請求書など送られてきた書類をもとに事故状況などをチェックし、お支払いできる事故か判断します。また、お支払いできる場合はいくらお支払いできるかを精査します。それぞれの契約ごとの補償内容や、そもそもお支払いできない場合に該当していないか、被害額と請求金額は妥当なのか等をしっかり見られます。

大きい事故や判断が難しい場合は、現地調査などが行われたりもします。調査員が実際に現地に行き、目で見たり追加の写真を撮ったり、チェックシートに記入したりして必要な情報を集めていきます。

  • 5:支払いの可否と金額の合意

保険会社で精査した内容を「こんな感じでどうでしょうか」と提示されるステップです。もし保険をお支払い出来ない場合は、この段階で「お支払いできません」と連絡が来ます。お支払いできる場合は、「認定できる金額はいくらです」と金額を提示されます。提示された金額で問題なければ、請求者が承認すれば支払い手続きへ進みます。

もし、提示された金額がどうしても納得行かないものであれば、保険会社に掛け合うとこは可能です。お支払いできない部分がある場合、必ず支払えない理由がありますので、どうして支払えないのかを確認し、追加の資料を提出するなどを行います。

  • 6:支払い手続き、着金確認

保険金請求書を提出済みであれば、金額に合意すれば、保険金請求書に記入した銀行口座へ振込手続きを開始します。大規模災害で立て込んでいる等の状況にもよりますが、1週間前後もあれば指定した口座へ振り込まれます。着金しているのを確認したら、手続きは終了です。

代理店か保険会社どちらに連絡するべきか

書面などの手続きだけであれば、代理店でも保険会社でもどちらも変わりません。やりやすい方で大丈夫です。代理店を通して事故手続きをするメリットとしては「相談できること」に尽きると思います。

保険金請求は、上記のように流れとしては簡単です。しかし、実際にやってみると、保険金請求書の記入の仕方、必要書類の揃え方、似たような事例について、(相手方がいる事故であれば)相手方とのやり取りについて等、多くの疑問が発生するのも事実です。多くの方は、普段仕事していたり忙しい生活の中で保険金請求手続きを行わなければならないのでかなりの負担になります。代理店に相談することで、よりスムーズに手続きができるようになりストレスを減らせます。

まとめ

この記事で1つだけ覚えていて欲しいのは、上記ステップ2の「何かあったらとりあえず連絡してみる」ということです。保険はもしもの時のために加入するものです。もしもの時にどうしたらいいのか分からず連絡を忘れてしまうと、保険金の請求漏れなど本来受け取れた保険金を貰えていないことなども起こってしまいます。

実際に保険金をお支払いできるかどうかは、保険会社が判断します。代理店やお客さまでは判断できません。だからこそ、事故があった時はまず契約している代理店か保険会社に連絡してもらえればと思います。


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